自分が嫌い　

ずっと、

自分が嫌いだった。

価値のない自分。何者でもない自分。

誰の役にも立てない自分。。

何か周りでうまくいかないことがあると、

自分のせいじゃないかと思った。。

誰も責めていないのに、

自分で自分の事を責めた。。

辛かった引っ越し

小学校3年生の時に、引っ越しをしてから

新しい学校に馴染むために、

ひたすら努力した。。

元々人と関わるのは苦手だし、

みんなが外でドッジボールをしていても

一人教室の隅で本を読んで

物語の世界にいることのほうが

楽しかった。。

でも、新しい環境で

そんな事を言っていられない。

授業も進んでいて、ついていけなかった。

友達を作らなければ！と、

クラスの中心にいる活発な子に

たくさん話しかけた。。

その子の持ち物をまず褒めた。

家では口角を上げて笑う練習をした。

話を楽しくするために、

家で会話のシュミレーションを繰り返した。

小学校3年生がそんなことする？

今思えば、自分でも信じられない。

でも、ハッキリと覚えている。。

引っ越しするときの風景。

運動会の途中で引っ越ししなければ、

ならなかった。。

悲しかったように思う。

そのあとはただ、ただ、

必死でクラスに馴染む事に集中した。

友達はたくさんできた。

学級委員長にも選ばれるようになった。

頑張ったから。。

友達と喧嘩する事はなかった。

その子の言う通りにしたほうが、

喜ぶと思ったから。。

だから、

いつも自分の意見を言う事はなかった。

性格は変わらない　

何年もそれを繰り返していくうち、

誰とでも友達になれる、

明るくて元気で前向きな性格になったと

思い込んでいたのかもしれない。。

でも性格は、簡単には変わらない。。

だから、何かが起こったときに、

こんな自分だから、と

責めてしまう。

もともと、

ダメな自分だから。。

だから、努力する。

必ず目標も達成する。

何者かになりたくて、

一生懸命生きてきたのかとしれない。

『こんにちは、まっさらな私。』

でも、そんな自分のことも認めてあげたら

いいよね。

そんな自分もいていいよねって

思えたから、

20年ぶりに昔憧れていた人に、

私から連絡してみた。

20年前は、まともに話も出来なかった。

仕事関係で出会ったから、

もっときちんとしないといけなかったのに、

その人が眩しすぎて

自分がみっともなくて、

大好きだけど、思うように話せなかった。

新しい自分になるための一歩と思って、

連絡してみたら、快く会ってくれた。

今も変わらず美しく素敵な人だった。

やっぱり眩しかったけれど、

今度はちゃんと、沢山話ができたように思う。

この写真は、

その人が、

話をしている時に、いつのまにか

撮ってくれていた写真。

自然に笑えてるなあ私。

シワもあったり、加工してなくても

自然体だなあ。

楽しそうだなあ。。

そう思えたので、それこそ、

20年ぶりにアイコンを変えてみた。

顔出すこともあまりして来なかったから、

勇気がいったけれど、

自然体の自分でいいよねと

思えたから。。

色々、まだまだ、

足りないところも、

ダメなところも、いっぱいあるけれど、

それでもいいよね。。

なんか、そう思ったら、

何気ない夕方の風景も

とても気持ちよく思えた。。

優しい風、綺麗な夕焼け。。

素晴らしい仕事。素敵な仲間たち。。

今日も一日幸せだったな。。

ダメな自分も頑張ってる自分も、

みんな自分。。全部ひっくるめて、

丸ごと自分。。

もっと自然体で、

今まで知らなかった自分にも

もしかしたら眠っていた自分にも

会いに行ってみよう。。

『こんにちは！まっさらな私。』